昭和の名人・完結編23 桂小南・三遊亭百生・桂小文治につづき25も購入。
お目当ては、今回初出し音源の「桂文紅/首の仕替え」、と、全集か何かでCD化されてたけど買ってない「三代目林家染語楼/お好み焼き」。 文紅さんの「首の仕替え」は昔落語会や演芸場に通ってた時もなぜかあまりアタルことがなかったネタで、当時の鶴三(現・松喬)さん、朝太郎さんぐらいでしか聞いたことがなかった。故・桂米之助さんも演じたようですね。 収録音源のデータは、
昭和46年3月31日 角座 春の角座落語会・夜の部 (17分)
とのことで、道頓堀の角座での音源。よう受けてますね。サゲが通常のと違ってますね。
以前このブログでも
六代目笑福亭松鶴 鴻池の犬 昭和46年ものが「なみはや亭」で放送されて、や、
六代目笑福亭松鶴 一人酒盛 昭和46年ものが「なみはや亭」で放送されて エエ日ィ選んで目ェー噛んで死ねーーダアホ!、で取り上げた昭和46年3月31日春の角座落語会での音源。
同日の角座落語会の音源は、なみはや亭で、桂小米時代の桂枝雀さんの「宿替え」(約18分)が放送されてました。他にどれぐらい残ってるのでしょうか。
近年なみはや亭で、昭和47年10月31日 秋の角座落語会 での四代目桂文団治譲りの文紅さんの「らくだ」(約26分)も放送されてました。
ところで、
「桂文紅日記 若き飢エーテルの悩み」 購入致しました!、の後の2010年6月18日にNHK大阪放送局「上方演芸ホール よみがえる名人芸」で桂文紅「天王寺詣り」・三代目桂文我「あくびの稽古」が放送されました。
↑に収録されている同日収録の「天王寺詣り」音源の映像版なのですが、CD解説によりますと、
ところで、実際はこの後に、文紅が一番得意にしていたシーンがあったはずだ。残念ながら、時間の関係やさまざまな理由から放送のときに割愛されてしまい、マザーテープも見つからなかったので、カットされたままの録音をCD化した。境内に座り物乞いをする男の様子が描かれているのだ。頭を下げ、地面に這い鱒るような仕種で、手に持った茶碗を差し出し「どうぞ、お恵みを~」とやる。この演技を誉められて、演者は嬉しいものかどうかはわからないが、迫真の演技だった。同じところを売り物にしている桂雀三郎が「私のは菰の上に座って物乞いしてますが、文紅師匠のは地べたに直に座ってるようです」と脱帽していたそうだ。「天王寺詣り』は五代目文枝から文紅に伝えられた。
とのことで、CD化の時はカットされた音源しかなかったようですが、な、なんと、この放送ではカットされていた部分が流れておりました(しかしはめもの中なのに、うまいことカットしてたんですね)。
そういえば子供の頃、道頓堀の朝日座(当時)の前あたり、広沢瓢右衛門さんがいらっしゃたので、サインをお願いしたら、一緒にいた文紅さんからもサインしてもらえたことを思い出した(新野新先生の本に、ですが。。。)
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