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平成22年2月16日(火)にNHK教育「日本の話芸」にて笑福亭松之助師匠の「三十石」が放送されます(今回は「三十石船」という題になってます)。
平成22年1月14日(木)にNHK大阪ホールで公開収録された、第294回「NHK上方落語の会」にての録画。

米朝師と並んで上方落語界の最長老ですから楽しみです。

昨年「楽悟家 笑福亭松之助」DVD+CDボックスが発売されて、そこには『よしもとの天然記念物保護の会』@NGKでの「三十石」がDVDに収録されてます(同日収録の明石家さんまさんとの師弟トークも収録されてます)。



 私はこれまで松之助師匠の「三十石」は何度も聞いているのですが、何故かハメモノを入れたのを聞いたことがないのです。

 初めてナマで聞いたのは昭和55~6年の梅田花月。当時の梅田花月の平日興行は昼夜二回で、昼は「テレビアラカルト」、夜は「三十石」。まさか当時の梅田花月の定席で「三十石」が聞けるとは思ってなかったのですが、15分ぐらいでもちろん船歌入りで。当時の花月はお囃子などはないので、大きな演芸場に歌声が響いていたのを思い出しますね。

当時は花月や角座の定席での録音をABC朝日放送が夕方の番組で放送していたのでそこでも聞いた記憶があります。「テレビアラカルト」とかよくオンエアされてました。

 今でも手元にあるラジオの録音はABC朝日放送・土曜名人会での「三十石」こちらでもハメモノを入れずに24分30秒(たぶん昭和60年代とかだと思われます)。

 時代は飛んで平成3年11月放送のNHK・BS落語特選での「三十石夢の通い路」こちらは東京での高座のようでマクラでその旨しゃべっていますが、30分40秒、これもハメモノなし(この日は他に「三人兄弟」を演じた模様)。

 その後、平成7年11月10日になかの芸術小劇場で快楽亭ブラックさんと「西の変人 vs 東の変態」という公演があってので見に行きました。会場には意外にも若い人が多く「テレビアラカルト」(23分)で爆笑をかっさらい、「三十石」でじっくりと聞かせ、お開きとなりました。
この回は昔、ブラックさんが三枝さんの預かり弟子<桂三Q>として活動していた時のよしみで参加したそうです。

松之助「前に、五代目から伝えられたネタは変えてないと言うたけど、今考えてみると、ちょいちょい変えてますわ。例えば『三十石』。通常の舟歌のあとに、僕は長唄の『新曲浦島』を入れてるでしょ。あれは長唄の稽古をしてた時に、これは使えるなと思うて入れてみたんです。噺の最後が盛り上がるし、うまいこと高座を下りられるねん。僕の好きな唄やしね。
 それから、高座の前に伏見の名所図会の書き割りを出しておいて、それが左右に開くと僕が座ってる演出とか、舟歌になってから、パッと着物の上を脱ぐと、赤い腹巻き姿になって、向こう鉢巻きで歌うたりしてね」


  ー笑福亭松之助聞書・いつも青春ずっと青春 (林家染丸著)燃焼社-平成12年 より





↓こちらには「寄合酒」が収録されとります。


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